本を買ってみたけど、買っただけで満足してしまった。忙しいのに本を最初から最後まで読んでいる暇なんてないよ…
と思ったことがある方は多いのではないでしょうか。
本を買ったことに満足してしまって、読んだつもりになっている。本が積まれていくだけになってしまっているっていう方って多いと思います。
仕事をしながら読書の時間を作り出すって大変なことですよね。朝から晩まで働いていたら、読書の時間なんてなかなか取れません。
ましてや、分厚い本なんて読む気にも慣れませんよね。
この記事では、「なぜビジネス書や実用書は全部読まなくてもいいのか」ということをエビデンスに基づいて読書術としてお伝えします。
読む気にもなれなかった本から少しでもあなたのためになることを学べるかもしれません。机の上に溜まってしまった本があっという間に読み終えて本棚にしまえるかもしれません。
読み終えた本から学んだことを生かせたら、仕事や趣味がより一層楽しめることでしょう。
では、なぜビジネス書や実用書は全部読まなくてもいいのか。それは、「自分の知りたいことだけが分かれば、あとは読まなくてもその本に価値があるから」です。
その本に価値があるとはどういうことなのか。本題にいきましょう。
結論:自分の知りたいことが分かればOKだから
「本は全部読まないといけない」と考えている方は多いのではないでしょうか。小説などの物語は、最後にオチがあるはずなので、前から順番に読んでいく必要があります。
小学校での国語の授業を思い出すと、どの文章も初めから順番に読んでいった記憶があると思います。ですので、「本は最初から最後まで読まないといけない」と考えるのは自然なことだと思います。
とはいえ、ビジネス書や実用書は「前から順番に読まないといけない」という考えは必要ありません。「その本は何のために読むのか?」と考えると、最終的には「自分のために読む」と思います。
自分が知りたいことや気になることを解決するために読みますよね?でしたら、自分が知りたいことや気になることが解決できれば、もうその本は読まなくてもいいはずです。
もうその本は、あなたの知りたいことや気になることを解決してくれたという価値のある本になっています。
ではどうしたら、自分の知りたいことだけを読めるようになるのか。3つのステップに沿って解説します。
ステップ①:読む前に知りたいことを準備しておく
「自分の知りたいことが分かれば全部読まなくてもいい」と伝えました。ということは、本を読む前に準備をしておかなくてはいけません。
「自分はなぜこの本を読もうと思ったのか」
「その本からどんな知識を得たいのか」
といったことを本を読む前から準備しておく必要があります。
では具体的にわたしはどのようにして本を読む前の準備をしているのかを紹介します。
読書術:読書ノートに知りたいことを明確化しておく
わたしは、読書ノートをつけています。そこにまず、「自分はなぜこの本を読もうと思ったのか」「その本からどんな知識を得たいのか」を書いていきます。
「自分はなぜこの本を読もうと思ったのか」「その本からどんな知識を得たいのか」を明確化してから読み始めると、その本を手にした動機と関わりのある章から読み始めることができます。
「自分を操る超集中力」という本を読んだ時のわたしのノートです。
読みたい理由がはっきりとするので、「読んでみたい!」という気持ちで読み始められました。
ステップ②:読む箇所を選んでおく
あなたが知りたいことを自分で把握することができれば、あとは読むべき箇所を選んでおきましょう。読みたいと思う本の目次を『スキミング』しましょう。
『スキミング』とは拾い読みのことです。まず目次を読み、自分が知りたいこと、気になることが書いてありそうな章を見つけたら、その章からスキミングしていきましょう。
わたしは、「普段から集中力を保つ方法」を知りたかったので、目次から「瞑想」に注目しました。電子書籍であれば、目次から選んだ章をタップするだけで、その章にジャンプできます。
ステップ③:選んだ場所を読む
ステップ②で選んだ箇所を読むだけです。太字や図、表などに注目してスキミングしていくとより必要な情報を早く知ることができます。
ある程度読み慣れたジャンルの本を目的に応じて読む場合、精読すべき場所は1冊につき7〜11%くらいしかないという研究データがある*1
というほどですので、なおさら本は全部読まなくても大丈夫です。
400ページの本でいうと7%は28ページになります。きちんと読むべきページはそれほど多くないということがわかるのではないでしょうか。
とはいえ、全部読んでも意味がないということではないので、たくさん気になる章があるのであればどんどん読んでいきましょう。そういった本に出会えたら、自分のバイブル本にするほどの価値があるはずです。
わたしは、読み終えた本は『マインドマップ』にして記録に残しています。大体のことはマインドマップを見返せば思い出すことができます。
しかし、それでも思い出せない場合やもっと内容を深めたいときにもう一度本を開いています。辞書のように本を使っていくイメージです。
まとめ
自分の知りたいところだけを読めばいいので、本は全部読まなくてもいい。 そう考えるだけで、本は気軽に読めます。
読もうと思っている本が400ページあっても、自分の知りたいところは『30ページだけ』かもしれません。しかし、その30ページに書いてあることを実践して自分の今後に活かせたら、その本には価値があります。
そう考えるとたくさん本に触れてみたいと思いませんか?気軽に本を開いてみましょう。
とはいえ、せっかく買った本だから「30ページしか読まないのはもったいない」と考える方もいるかもしれません。そう思った時は、『Kindle Unlimited』がおすすめです。
月額980円で本が読み放題になるサービスです。何冊読もうが月額980円なので、平気で読み捨てられます。
「この本はスキミングしても知りたいことが書いてなさそうだな」と感じたら、別の本を読めばいいのです。
詳しくは【Kindle unlimitedレビュー】コスパ抜群!おすすめの自己投資サブスクを徹底検証! - ティムの投資ロードマップに書いていますので、ご覧ください。
この記事は、「知識を操る超読書術」を参考に執筆しました。もっと詳しく読書術を知りたい方はぜひ読んでみてください。
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